股関節の痛み再発。とりあえず体重減らしてみた。
心身の健康についてはそれなりに意識が高いつもりなのですが、40代後半になると色んなところに不具合が生じるのは認めざるを得ない。まぁこれも人生の通過点ってことで。
左股関節の違和感と付き合い始めて2年。痛みが出たり出なかったり。その度に運動方法やケアなどの対策を講じて過ごしていますが、今月に入って2年ぶりに大きな痛みが出ました。
私の股関節は生まれつき寛骨臼と大腿骨頭の被りが少ない形状で、それを「寛骨臼形成不全」といいます。
寛骨臼形成不全の症状について、もう少し詳しく説明します。
股関節は、骨盤の寛骨臼と呼ばれるソケットに大腿骨の大腿骨頭と呼ばれる丸い部分がスポッとはまり込む形で成り立っていて、正常な股関節であれば、寛骨臼が大腿骨頭の約4/5を包み込んでいる状態になっています。それによって股関節が安定する仕組みなのですが、私の股関節は生まれつき寛骨臼と大腿骨頭の被りが少ない形状です。したがって、体重を支えるのに力学的に不利な形状なので、股関節の安定性が低い状態にあります。
そうなると「関節唇」という、寛骨臼の縁を覆って股関節を安定させて衝撃を吸収する役割を担う「軟骨組織」が損傷してしまいます。この状態を「股関節唇損傷」といい、変形性股関節症の原因の一つといわれています。日本人の女性に多いそうです。
将来的に人工股関節置換術も検討していますが、オペして入院してリバビリして、社会復帰までに1年はかかるでしょう。じゃあ、私はどうやって食べていけばいいんだろうか。でも股関節の痛みに悩まされることなく日常生活を送りたいし。悩むところであります。そのタイミングは医師と相談しつつ、自分の年齢や体力、社会的環境などの要因を総合的に考えて選択しようと思っています。
あーもうこればかりは仕方ない。とりあえず私が今できることは股関節に負担をかけないようにする生活なので、重い荷物を持って長時間歩いたり、激しい運動は避けるようにすること。これまで以上に質の良いストレッチを丁寧におこなうこと。できることはやる。
それから、股関節への負担が少しでも軽くなるように、食事調整で体重を少し減らしました。
私個人としては体重を気にした身体作りは好きではないのですが、今回はあくまでも股関節対策。
ちなみに、体重1㎏増で股関節にかかる負担はその3倍。つまり3kgです。2リットルのペットボトルの1.5本分!発想を転換すれば、体重1kg減らすことで股関節への負担を計算上3kg減らせるということになります。たった1kg、されど1kg。
股関節の痛みでストレスはあるけど、食事調整で身体がスッキリしている自分は好きだし、まあ悪いことだけではないかな。