ドライに誠意を尽くす
仕事で長く付き合いたいと思う人とは適度な距離を置くと決めています。
「ドライに誠意を尽くす。」ここを大切にしています。
なぜかといえば、本来私は究極のお節介オバさんだからだ。
良かれと思って世話を焼こうとする。
でもそれが相手にとって本当に必要な事ではないかもしれないし、私がお節介カロリーを消費している時、大抵は盲目だ。お節介って、結局は「こちら側の欲の押し売り」なんですよね。
「ドライに誠意を尽くす」の延長というべきなのか、私は仕事相手と酒を交わすことが殆どありません。
信頼を深めるために「盃を交わす」という言葉があるくらいだから、お酒を交わしながら相手ととことん話し合って論争して、そこで答えを見つける。そして深いところまで仲間意識を持つこともビジネスを円滑にするための一つの方法なのだろう。ただ私はそのスキルを持ち合わせていないようだ。
エンタメ業界に身を置いていた頃も、「取引先」であるアーティストとご飯を食べにいく事は殆どしなかった。必要な時だけ行った。
プライベートで親しくなって友達感覚になった方がもっとビジネスチャンスも巡ってくるかもしれない。
でもそれができる人はその資質と才能がある人。あれは立派なスキルですよ。私がそれをやるとバランスを崩すだろうと思ってる。過去に距離を詰めすぎて失敗したこともある。
仕事で酔っ払って羽目を外している相手を見たくない。だから打ち上げにも参加をすることがなかった。
仕事上、本音で語り合うのに酒も飯もいらない。話せるスペースがあればいい。
とはいえど!
コミュニケーションは必要不可欠。
昨日、LIMの女性トレーナー3人で今年1回目のミーティングをしました。
スタジオ近所のカフェでお茶をすすりながら業務連絡と近況報告。
私たちはそれを「お茶会」と呼んでいる。
私たちのミーティングはスタジオ内、もしくは近所での「お茶会」だ。
ちゃんと集まって会って話し合うことは絶対に必要。でもお互いを知り過ぎるとやりにくくなる。
そこの距離感を大切にしています。
それは長く付き合いたいと思える仲間であればあるほど、その意識は強くなる。
私の「ドライに誠意を尽くす」というスタンスは千紗ちゃんも理解してくれているし、だからこそLIMの中で一番長く、今も一緒に仕事をしてくれているのだと思う。
年齢も環境も違いすぎると共通言語は多くない。そこを埋める必要はないと思っている。だけど身体に関することへの共通意識と言語は一緒に仕事をしていく上で増やしていく必要がある。
私たちはそこを大切にすればいい。
長く付き合いたい人を失わないようにするための私のスタイル。