骨盤底筋、上手く使っていますか?
90代・女性クライアントのパーソナルトレーニングにて。
腰痛ケアをした後に「何か困っていることは?」とお伺いしたところ、
「最近、トイレが上手く我慢できずに気になっている」と仰ったので、骨盤底筋トレーニングをお伝えして、毎朝の自主体操で続けてもらっています。
添付の画像の赤色の部分が骨盤底筋といわれています。
この筋肉は身体の深層部(インナーマッスル)に存在し、この筋群をトレーニングで鍛えることで、尿漏れ症状の改善や腹圧性失禁の対策が期待できます。
トレーニング方法としては、主に、肛門や尿道を締め、お腹に吸い込むように鍛えてあげる動作になりますが、正しい動作を身に着けるには少し練習が必要です。
例えば、腿やお尻のように大きな筋肉を使う「スクワット」などの動作は、効果を実感しやすいのが特徴ですが、骨盤底筋のような小さな筋肉で且つ深層部を鍛える動作は、スクワットなどに比べると効果を実感しにくいです。ですが、正しい動作でトレーニングを行えば、実感を得られ難くても必ず効果は出ています。
非常に大事な筋肉ですので、少しずつコツを掴みながら鍛えていけるような指導を心がけています。
上述のクライアントの方も、少しずつ動作のコツが掴めてきているようです。
正しいやり方でコツコツ習慣化させることで必ず効果は得られます。