エンディングノートを書き始めて感じたメリット

昨年からエンディングノートを書き始めたことを先のブログでお伝えしましたが、今回は、エンディングノートを書いて感じたメリットについて書きたいと思います。

私のエンディングノートはExcelで自作し、項目別にシートを分けてデータ管理しています。人生の終末に備えた遺言書というよりも「私の情報アーカイブ」のような意味合いが強いです。

個人情報、医療(持病やかかりつけの病院名、延命治療の判断)、埋葬方法の希望、相続などの代表的なものからデジタル遺産まで、現時点で把握できている情報を纏めています。特にデジタル遺産(クラウドサービス、電子マネー、SNS、メールなど)は情報の変動が多いので、週一回のペースで見直しとアップデートの作業をするようにしています。
ちなみに、エンディングノートには法的効力はありませんので、遺産分配を巡る相続人同士のトラブルが予想される場合、未然に防ぐには公正証書遺言の作成が必要です。

幸いにも今は心身ともに健康に暮らせているので、人生の最期をイメージすることは難しいですが、不慮の事故や突然余命宣告を受けることがないとは言い切れませんから。

自分の情報を纏める作業は想像以上に大変だし、情報の取捨選択もエネルギー使うし、遺された家族が閲覧しやすいようにデータのレイアウトも意識したり、課題多し。
もしもの事態が起こってしまった時、その時の私にこれらの作業をする気力と体力があるかどうか。たぶんない。きっとそれどころじゃない。それは昨年の遺品整理のお手伝いで学習しました。

自分の人生において、決めきれない物事はまだまだあるし、不完全なエンティングノートですが、現時点においてはこれくらいが限度かな、というところまでは纏められたと思います。

自分の情報を一纏めにする作業にはかなりの労力を使いましたが、作業を通して思考と情報の整理整頓ができ、判断力と決断力が鍛えられ、これまで以上に行動が早くなったことに大きなメリット感じています。

エンディングノートを書き始めたことで、思いのほか自分が情報量の多い人間だったことを知りました。物と情報に搾取されないよう、とにかく私は身軽に暮らしたいです。
エンディングノート、良き。

Previous
Previous

高級バッグから解放

Next
Next

40代からの終活、始めました