終戦記念日の今日、想うこと。

本日8月15日は終戦記念日。日本は敗戦から76年目を迎えました。
人生の先輩方が命をかけて守ろうとした未来に、いま私たちは生きています。このことを決して忘れてはいけないと改めて思う。

ご高齢の方と接する際、時々感じることがあります。
それは、根性論と男女の役割に対しての意識の強さ。そんな時、いまの時代に似つかわしくないその価値観にイラッとしてしまうこともあります。もどかしさも感じます。

しかし、この価値観は歴史的背景から形成されたものであり、そうするしかなかった時代を生き抜いて来られたことを思うと「この考え方はもう古いと思います。」とは意見できない。その時代はそれしか選択肢を与えられなかったのだ。従ってその時代の正解はそれだったのだろう。

計り知れない多くの犠牲を払って未来を支えてくれたからこそ、いま私たちは多様な生き方ができているのだと思います。私たちが合理的なものの考え方や行動、科学的根拠に基づいて物事を判断できる環境に置かれているのは、それができる土台があるから。その土台を築いてくれたのは人生の先輩方。そこまでの道のりを築いてくれたことに感謝し、敬意を払いたい。

先輩方の価値観を受け止め、理解し、咀嚼する。
その上で次世代の価値観にシフトしながら未来へ紡いでいきます、というのが私の想いであり、移すべき行動であります。

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昨日の当たり前は今日の非常識

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中年世代の私がいま肝に銘じておきたいこと。